アンドレア・タッキ (Andrea Tacchi)

アンドレア・タッキさんは、フィレンツェに工房を構えています。フィレンツェはご存知のとおりルネッサンス発祥地として有名な観光地です。 タッキさんの工房はその中心街からアムル川をを挟んだ西側の地区にあります。中心街は今や完全な観光地となってしまっていますが、 この西側の地区は古くからの住居地区の様相を残しています。この西岸地区の様子をご覧ください。

次にタッキさんの工房を紹介しましょう。

タッキさんの工房は彼のおじいさんが建てた二階建ての家で、その二階を工房にされています。 彼は、若い頃にフランスのギターを多く研究しており、そのBouchetモデルが傑作です。彼は様々なメディアでも発言しており、 作者や演奏家へのインタビューや討論を通じて、自らのギター作りを進化させています。その作りは紛れもなく伝統派なのですが、随所に独特の工夫がされており、 大変魅力的な音色を作っています。現在、ヨーロッパでの評価は急上昇中です。ところが多忙故か大変な寡作家で、年に数本しか作っていないようです。 ウエーティングは2〜3年で、制作過程においては、注文主と何度も打ち合わせる大変良心的Garciaモデルを再現されたり、また多くの楽器の修理も行われています。

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