サーバーの機能、性能ですが、Web Server(Apache),Name Server(Bind9), Mail Server(Sendmail/Postfix)
などは、Linuxの方が業界標準で、インターネットサーバーの60%以上が利用していますので、性能、機能とも万全です。
File Server(Samba), Print Server(Cups) も十分に安定しており、利用にはまったく問題ありません。File
Serverでは、Macとの連携で Netatalkが利用できますので、Windows, Macの共通File
Serverとしても利用できます。
さらに、データベースサーバーとして、SQL Serverをお使いの場合、これをPostgresqlに変更することで、さらにコスト削減が図れます。
このように、サーバー関連をLinuxに変更することにより、100万円以上のコストダウンが可能です。
II. ステップ2
次にご提案するのが、Microsoft
OfficeをOpenOffice.orgに変更することです。OpenOffice.orgはMicrosoft
Office互換のフリーソフトで、Wordはもちろん、Excel, Powerpoint,
Visioの他にも、数式などは表現するMathを含みます。またOpenoffice.baseでは、データベースPostgresqlを扱うことができ、Accessの機能を実現できます。さらに、Writer(Word)では、Postgresqlをリアルタイムに参照する差し込み印刷など、Microsoft Officeの機能を上回るもののあります。保存ファイルは、Word97, Word2000,
Word2007など様々な形式で保存できますので、最新のWord2007で作成したファイルも問題なく扱えます。
Openoffice.oegを導入することにより、さらに100万円以上のコストダウンが可能です。また、Microsoft Officeの場合、Office97, Office2000, office2003,
Office2007など、バージョンアップの度にアップグレード費用が発生しますが、Openoffice.orgの場合、一切無料です。
III. ステップ3
最後にご提案するのが、Windowsからの脱却です。各クライアント機をWindows
Vista/XpからLinuxに変更します。これによるコスト削減は、WindowsOSの価格のみならず、その環境で動くほとんど全てのソフトが無料となりますので、コストダウンは計りしれません。例えば、PDFを作成する「いきなりPDF」は、Cups-pdfで全てのソフトの印刷メニューに標準で搭載されます。また、Adobe社のIllustlator,Photoshopなどの高価なデザイン関係ソフトはGumpで対応できます。その他、おおよそ1万点のパッケージから様々なソフトがすべて無料で利用できます。さらに、Vmware
Playerを利用すれば、LinuxOS上でWindowsを走らすことができ、その環境内にWindowsの従来のソフトをインストールすることもできます。